黙して契れ【ネタバレ・ラスト解説】「2or0」夢を追い求めた兄弟達の悲劇

 
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皆さんこんにちは
今回はサッカー選手を夢見る
2人の兄弟の悲劇を描いた作品。
「黙して契れ」を紹介します。




あらすじ

「フリオ」と拾われ子「ダニエル」は
サッカー選手としての成功を夢見る義理の兄弟である。

そんなある日、彼らの元に
スカウトからの入団オファーが届き
共に喜び合っていた。

しかしその直後
「ダニエル」は偶然、
撃たれている母親を見つけてしまう・・・

感想【ネタバレあり】

「フリオ」と「ダニエル」は本当に仲がいい兄弟だ。

ケンカして、笑い合って、
お互いを高め合う。

まさに2人で1人の存在だった。

ただそれが原因で今回のような
悲劇が生まれてしまったのだろう。


「フリオ」と「ダニエル」の友人であり
ギャングの仲閒でもある「マックス」は
「ダニエル」が町の不良少年に脅されている場面を目撃。

怒りを感じた「マックス」は子供達を脅す為
発砲するが
その流れ弾が「ダニエル」の母に直撃。

彼女は帰らぬ人となってしまう。


しかし「ダニエル」はこの事件の一部始終を目撃。

だが「フリオ」が報復を行ない
共にサッカー選手として
プレーする夢を潰してしまう事を恐れ
一連の出来事を兄には報告しなかった・・・


うーん・・・
「マックス」が取り返しのつかない過ちを犯したのは事実だが
不慮の事故だった上に
「ダニエル」を想って行なった行為だから
「マックス」を素直に恨む事は出来なかったな。

でも母親を殺したのは事実だし
きっと説明しても「フリオ」は間違いなく
「マックス」を殺してしまう。

個人的には
サッカーの話よりも
「マックス」と兄弟の行く末の方が気になっていた。

だからこそ
ラストの展開には度肝を抜かれな・・・。

 

 

黙して契れのラスト

 

サッカー大会の決勝戦。
「フリオ」は試合中に負傷してしまい
戦意を喪失してしまう。

そんな彼を見た監督は
「ダニエル」が兄とプレーしたい一心で
事件の真相を隠していた事を話してしまう。

だがそれは奮い立たせるどころか
逆に兄弟の絆に亀裂を入れてしまい
「フリオ」は「ダニエル」を突き放してしまう。

絶望した「ダニエル」は
試合終了後「マックス」に暴行を加え
殺してしまう。

これを見たギャングは
「ダニエル」に発砲。
彼は銃弾に倒れて息絶えてしまう。

そして数年後、
彼らをスカウトしたサッカーチームには
そのユニフォームを身につけた「フリオ」が立っていた・・・

 

 

解説

 

「ダニエル」にとって
サッカー選手として成功する事は夢だった。

ただその夢には
「兄が隣にいる」事が必要不可欠だった。

「2or0」
劇中に出てきたこの言葉が
ダニエルの全てを物語っている。

2人で闘うか?
それとも
何もかもを失うか?

ダニエルにとって
兄のいない世界に価値は無かったのだ。


長年追い求めてきた
「兄とサッカーをする」という夢を失った喪失感。

そして「フリオ」が「マックス」を殺して
殺人犯に堕ちてしまう事への恐怖。

こういった感情が
「ダニエル」を最後のシーンへと
駆り立てたのではないだろうか?

「ダニエル」の兄を想う気持ちが
とても伝わってくる悲しいラストだった。

まとめ

 

 

オススメ度:★★★★☆

貧困の町、ギャング
そんな中で生きる兄弟の愛を描いた映画
「黙して契れ」

家族に全てを捧げた
「ダニエル」の心情は
理解出来なかったが、
彼の生き方は今後も忘れる事は出来ない程
衝撃的なものだった。

少し過激だが
兄弟の絆を題材にした映画を探している人には
かなりオススメな映画だ。

それでは今回はここまでにします。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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