映画セカンドベスト【解説】少年は探す 心の傷を癒やす居場所を求めて・・・

2019/05/26
 
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解説

自傷行為、度重なる孤児院からの脱走。
やはりこれらの原因は母親の自殺だったのだろう。

ジェームズはずっと苦しんでいたのだろう。
何かを見かける度に
辛い過去を思い出す。

そしてその苦しみを紛らわす為に
自分を傷つけ、地面に穴を掘り隠れてしまう。
一連の行動はジェームズなりの自己防衛だったのだ。

一方でグラハムも両親から愛されず
幼少期には孤独な日々を送っていた。

子供を愛する事に疲れた父とグラハム
の間には大きな溝があったのだ。

母はいつも父と一緒で
見向きもしてくれない。

グラハムは誰かに愛されたかったのだ。

だから養子縁組の張り紙を見た時、
応募を決心した。

そう考えると
グラハムジェームズは似た者同士なのかもしれない。

だからこそ、お互い心を開き合う事が出来たのだろう。

だがそんな日々も
ジェームズの実父ジョンからの手紙で崩壊する。

手紙は2通あった。
グラハム宛は父として認めるという内容。

ジェームズ宛には何が書いてあるかグラハムには分からなかった。

もしその手紙をキッカケに
ジェームズジョンの元に帰りたいと思ったら・・・

孤児院で「実父に会う為に自分を利用している」
という話を思い出したグラハム

また見放されて
愛を失ってしまうかもしれない・・・

不安で押しつぶされそうになったグラハム
ジェームズにきつく当たってしまう。

そこから再び2人の間に
溝が生まれてしまったのだ。


そして3ヶ月後、
グラハムの元に
出所したジョンが訪れる。

彼はもう長くは生きられなかった。
最後は息子を見守りながら
村の奥でひっそりと暮らしたい。
そう語るジョン

だが病気で父を失ったグラハムは知っていた。
どんな事があっても
親子は最後まで傍にいてやるべきなのだと・・・。

ジェームズは再び父に会った。

しかし実父の口から語られたのは
自身の終わりが近いこと、
そして今までに対する謝罪だった。

「最後の時を一緒に過ごしたい」
「かつての父を失う事を怖がらないで欲しい」

父親を失ってしまう。
あの時自殺した母親のように・・・

愛する者を失う恐怖は
再びジェームズのトラウマを引き起こしてしまったのだ。


森へ逃げ込み、地面に掘った穴に隠れるジェームズ


あの日、自殺した母親の光景がフラッシュバックする。
同じ苦しみを味わいたくないジェームズ
生きることから目を背けようとしたのだ。

そしてそんな彼に手を差し伸べたのがグラハムだった。

深い眠りにつくジェームズの横に寝そべるグラハム。


二度とジェームズを孤独にさせないという
決心の現れだった。

こうして2人は一夜を明かし、目を覚ますジェームズ。

そして家に帰る途中に
グラハムはこう言った。

「2番目になる気はない」
「家族になるなら父と息子だ」
「どうするか自分で決めろ」

出典元:セカンド・ベスト

グラハムはジェームズを愛する覚悟を決めたのだ。

そしてジェームズもまた
グラハムの息子になることを決意するのだった。

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