スーサイドショップ感想・考察 最後の客とのやり取りの意味について考えてみた

 
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あらすじ

自殺者が絶えない暗黒の町。

そんな町で
自殺用品を売り
人々に死を提供する店があった。

店主のミシマと妻
そして2人の子供が経営する
自殺用品店は大繁盛。

4人は悩める人々に
最適な死を提案する毎日を送っていた。

そんなある日
店を経営する一家に
3人目の子供が誕生する。

だが3人目の子供「アラン」は
ネガティブな家族と違い
明るく元気いっぱい。

さらにアランは
家族のネガティブな空気を変えるため
家族を巻き込んだ
ある壮大な計画を企ててしまう・・・。

 

世界観がぶっ飛んでいる

国公認の自殺用品店。

公道で自殺すると警察に切符を切られ
遺族に膨大な罰金が請求される。

とにかくスーサイド・ショップの世界観はイカれている。

恐らくスーサイド・ショップは
このイカれた世界観を
受け入れられるかどうかで
評価が変わってくるだろう。

なので
「こういう世界観なんだなー」と
設定を軽く受け流せる人ならば
かなり楽しめる作品になるだろう。

 

少しご都合展開が・・・

この映画は
次男のアレンが家族の笑顔を取り戻す為に
奮闘する物語だ。

ただアレンが家族の笑顔を取り戻すまでの
過程がやや強引というかご都合主義というか・・・。

とにかく話の流れが都合のいいように進んでいく。

自殺用品店を経営していた両親も
人々に死を提供することに
心を痛めていたにもかかわらず
アレンに説得されてからは
メチャクチャ幸せそうな顔してるし・・・。

この家族には罪悪感というものは
ないのだろうか?

アレンの行動も
両親を改心させるには
イマイチ説得力に欠ける。

「いやその行動で
両親の考えは変わらないでしょ?」って感じ。

とにかく両親を改心させるまでの
過程が適当なんだよね・・・。

 

でも結構泣ける映画

ただこの映画は半分ギャグのようなものだ。

「世界観」も「設定」も「話の流れ」も
全部「スーサイド・ショップだから仕方無いか・・・」と思って割り切れば
結構楽しめる映画だ。

ネガティブな世界で
皆を笑顔にしたいと願う健気なアレン。

そして笑顔を取り戻した家族と共に
笑い合うアレンや町の人々。

そしてラストシーンで
家族想いなアレンが放った一言。

この映画って
結構泣けるところ多いんだよね・・・。

 

最後の客とのやり取りの意味は?

物語のラストシーン。

自殺用品店の常連が店を訪れると
店はクレープ屋に変わっていた。

そして常連は
店主のミシマに青酸カリ入りのクレープを注文するのだった。

すると驚くべきことに
ミシマは青酸カリ入りのクレープを
常連客に販売する。

こうしてクレープを受け取った常連は
そのクレープを口にして
命を落としてしまう。

しかしミシマは自殺用品店を辞めたはず。

なぜ再び、客の自殺を援助したのだろうか?

ここでは考えられる
理由について
考察していこうと思う。

 

ミシマは店に未練があった?

ミシマは自殺用品店を潰すことに
未練があったのだろう。

青酸カリ入りのクレープを渡す時にも
「悲しい時代を思い出させてくれた」ことに感謝してことから
やはりまだネガティブなことに喜ぶ感情は残っているのだろう。

しかし生きる喜びを知った家族に
そんな一面を見せる訳にはいかない。

だから密かに
自殺用品店を続けているのではないだろうか?

今でも死を求め続ける人の為に・・・

 

まとめ

メチャクチャな世界観と
ご都合展開。

これらをスルーできる人ならば
この映画は泣けて、楽しめる
中々の良作と感じるのではないだろうか?

重い展開を
軽快なテンポで描いた異色の映画
「スーサイド・ショップ」

興味のある方は
ぜひ鑑賞してみて欲しい。

 

 

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