ミリオンダラーベイビー・ネタバレ 全てを手に入れた1人の女ボクサーの物語

 
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あらすじ

田舎からやってきた貧乏人「マギー」は
元プロボクサーのトレーナー「フランキー」に
ボクシングを教わる為、
彼のトレーニングジムに通い詰めていた。

最初はマギーの指導を拒否していたフランキーだったが
彼女の真摯な姿勢に心打たれ
フランキーはやがて
トレーナーとして彼女を指導するようになるのだが・・・

 

サクセスストーリーかと思いきや・・・

前半はありきたりなサクセスストーリーだった。

素人の「マギー」が
ボクシングのトレーナー「フランキー」の指導を通じて
ボクシングの頂点に登り詰めていく話だったからね。

ただ「ミリオンダラーベイビー」は
後半から物語のベクトルが
別方向に切り替わってしまう。

ネタバレすると
マギーは
ボクシング中の事故で
全身麻痺に陥ってしまう。

さらにボクシングはおろか
日常生活を送ることも絶望的だと診断されてしまうのだ。

正直、「ロッキー」のような
特訓してチャンピオンに成り上がる
王道ストーリーを予想していたから
後半のどんでん返しにはかなり驚かされた。

ボクシングを通じて絆を深めていくマギーとフランキー

この映画のテーマは「親子の愛」だと考えている。

マギーの親族は金のことばかり考えていて
マギーのことなど気にもとめていない。

それどころか彼女の財産まで
奪い取ろうとする小悪党っぷり。

マギーは親族に愛されていなかったのだ。

同じくフランキーも
娘とは音信不通で孤独な生活を送っていた。

だがそんな時に
フランキーはマギーと出会った。

初めは女性だからと
相手にしなかったフランキーだが
練習に励む彼女の姿に心打たれ
やがて指導するようになる。

しかし指導を重ねて
共に過ごす時間が増えていくうちに
フランキーとマギーは本物の親子のように親しくなっていった。

普通ならば
このままボクシングのチャンピオンとなり
マギーとフランキーは笑い合ってハッピーエンドとなるだろう。

だがそうはならないのが
クリントン・イーストウッドの映画だ。

結果的に
この映画は死を望むマギーの気持ちに応え
フランキーが彼女の命を奪ってしまう形で
物語の幕を閉じる。

正直言ってこの映画の結末は
かなり後味が悪い。

しかしボクサーとして戦うことが
マギーにとっての全てだった。

つまりそれを奪われた今のマギーは
もはや死人同然だったのだ。

そう考えると
フランキーが行なった行動は
マギーにとって幸せな結末だったのかもしれない。

 

まとめ

後味は悪いが
決して胸クソが悪くなる映画ではない。

むしろ個人的には
マギーは幸せだったのではないかと思っている。

貧乏で家族に愛されない人生から一変、
試合には連戦連勝、
観客からは賞賛の嵐。
さらにとんでもない額のギャラを受け取り
父親のように慕えるトレーナーにまで出会えた。

マギーは悔いのない人生を送ってきたのだ。

そしてボクサーとなって成功するという夢を掴んだのだ。

確かに物語のラストは
悲劇的で後味が悪かった。

だがそんな悲劇的な中でも
マギーは「楽になりたい」という願いを再び叶えることができた。

無様に生きるのではなく
戦士として誇り高く逝くことができたのだ。

これは悲しいことだが
同時に幸せなことでもある。

欲しいと願えば
空からポンポンと望んだものが降ってくる。

こうして見返してみると
マギーは悔いのない
順風満帆な人生を送っていたのではないだろうか?

少なくとも俺はそう思う。

 

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